そもそも着圧レギンスってなに?
最近ブームとなっている着圧系商品ですが、中でも「レギンス」は圧倒的人気を誇っています。
ただ、よく耳にはするけれど、実際どのような用途で使うために生まれたものなのか、いまいちピンと来ない人もいると思います。
ここでは、一番効果的に活用できるよう、そもそもの着圧レギンスのことを説明していきます。
はじまりは医療目的であった
着圧レギンスは、もともとは下肢静脈瘤や深部静脈血栓の予防などに医療用として使われていたもので、最近では医療用として使用するものを「弾性ストッキング」と呼んでいます。
私たちの体に流れる血液は、心臓から動脈を通って全身を巡り、静脈から心臓へ戻るという循環をしています。
下半身では、ふくらはぎの筋肉が心臓に血液を戻すポンプの役割を果たしています。
ですが、脚は心臓から遠い位置にあり、重力の関係もあって血液の流れが滞りやすく、リンパ液や老廃物もたまりやすくなるので、循環が難しいです。
長時間同じ姿勢でふくらはぎの筋肉を使っていない、加齢によって筋力が衰えている、などで脚がむくみやすくなるのも、この血液の循環がうまくいっていないためです。
そこで、足首から太ももにかけて、段階的に違う圧力をかけることによって、心臓に血液をうまく循環できるようにサポートするために生まれたのが「着圧レギンス」なのです。
昔流行っていたボディスーツと似たようなもので、ボディスーツよりもラクで手軽に装着できるようになったことが、利用者の増加に繋がったのでしょう。